同窓会本部より


東北化学同窓会会員の皆様へ

本部幹事 美齊津文典

朝夕はめっきり寒さを感じる時節となってまいりましたが、同窓会会員の皆様には,ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 昨年初めからのコロナウイルスの世界的な蔓延に伴って、化学教室の講義や研究に大きな影響が出るとともに、さまざまな行事も中止や延期を余儀なくされました。 同窓会本部としましても、昨年度はホームページの更新も含めて全く活動することができませんでした。同窓会員の皆様にはご心配やご迷惑をおかけしたと思います。 この場で改めてお詫び申し上げます。現在も厳しい時期が続いていますが、この11月にはオンラインでの同窓会総会を開催することも決定しており、 コロナ禍での新しい形での同窓会活動が始まろうとしている段階かと思われます。
 さて、大震災から10年となり、化学教室もさまざまな変化を迎えております。放射化学研究室は新たな放射線管理棟(以前の惑星プラズマ棟)の完成とともに化学棟の一階から移転しました。 また、昨年度、本年度も日本化学会の各賞、学生対象の賞など、多くの教員、在校生、同窓生が受賞され、化学教室のアクティビティの高さが示されました。同窓会としても大変喜ばしい限りです。
 寂しい話題としては、長い間化学教室の発展に尽くしてこられました無機化学研究室の飛田博実先生、錯体化学研究室の山下正廣先生が令和元年度末にご退職になられました。 また、学際基盤化学研究室の坂場裕之先生が令和2年度末にご退職されました。化学専攻の協力講座では、多元物質科学研究所の上田潔先生が令和元年度末で、 また、金属材料研究所の宇田聡先生が令和2年度末でご退職されております。なお、本学名誉教授の伊藤光男先生が令和元年11月に、向井利夫先生が令和2年1月に、宮仕勉先生が令和2年4月に、 三上直彦先生が令和2年10月にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
 令和元年度・2年度の本部幹事をご紹介します。庶務幹事は高石慎也(理化・錯体)、会計担当は井上賢一(理化・有物)、広報担当は小俣乾二(高教機構)、 そして幹事長が美齊津文典(理化・理論)です。事務局は横林洋子さんに引き続きお願いしてます。不慣れで至らぬ点も多いと思いますが、 お気づきの点がございましたら忌憚のないご意見をいただけますと幸いです。
 現在の同窓会の主な活動内容は、ホームページの運営、会報の発行、卒業祝賀会への助成、学位授与式での記念品贈呈、そして数年に一度の総会の開催などになります。 これからも会員の皆様からのご理解・ご支援を賜りたくお願い申し上げます。最後になりましたが、同窓会会員皆様のご健勝とますますのご多幸をお祈り申し上げます。


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