同窓会本部より
幹事 飛田 博実
東北化学同窓会会員の皆様へ
東北地方太平洋沖地震から7年余りが経過し,東北大学については,その災害からほぼ復興した感があります。 理学研究科や工学研究科がある青葉山キャンパスも,新棟や改修された棟に入った研究室での研究や教育は既に平常の活気を取り戻しています。 その南西側に隣接する,ゴルフ場跡地に造成された青葉山新キャンパスには,農学研究科と災害科学国際研究所が昨年移転を終えました。 地下鉄東西線も学生の通学の足として定着し,厚生会館や大規模なユニバーシティ・ハウス(学生寄宿舎)の建設と相まって,青葉山の雰囲気は大きく変わりつつあります。 機会がございましたら是非お立ち寄りいただき,その雰囲気を実際に味わっていただければ幸いです。 化学教室の詳しい状況は,本会報の「化学教室便り」で豊田専攻長にお知らせいただいておりますので,そちらをご参照ください。
まず,平成29年度の本部幹事をご紹介します。 庶務幹事は高岡洋輔(理化・有一),会計担当は岡大地(理化・無機固体物質),広報担当は前山俊彦(理化・量子),そして幹事長が飛田博実(理化・無機)です。 事務局は,昨年に引き続き横林洋子氏が非常勤職員として担当しております。不慣れで至らぬ点も多いかと存じますが,何卒ご容赦下さい。
平成29年度に,化学教室は瀧宮和男教授(理化・有機第二),叶深教授(理化・有機物理)および大橋一正教授(生物化学)という三名の新任教授をお迎えしました。 また,化学教室の優秀な学生に対して,化学専攻,理学研究科および東北大学から様々な賞が授与されました。 これらの方々からのご寄稿を本同窓会報に掲載しております。 それぞれ異なった苦労,達成感,抱負などが語られていますが,共通しているのは化学への真摯な情熱と充実感ではないかと感じました。是非ご一読ください。
また,理学部化学科・理学研究科化学専攻のWEBサイト(http://www.chem.tohoku.ac.jp/)が近ごろ一新され,動画を含めた紹介映像なども取り入れられて,より魅力的なものとなっております。 各研究室の研究成果や,学生や教員の受賞・栄誉の情報なども,即時に掲載されます。 是非時々は,化学専攻のWEBサイトも同窓会のWEBサイトと併せてご覧いただき,化学教室の最近の様子をチェックしていただくと共に,同僚や知人にご紹介いただければ幸いです。
次年度(平成30年)も総会の開催はございませんが,会報発行(ホームページ)並びに幾つかの助成・贈呈事業を中心とした活動を継続します。 それと同時に,同窓会を取り巻く状況の変化に応じて,少しずつ改良と充実を図っていく所存です。 どうか積極的にご利用いただき,忌憚のないご意見やご提案等お寄せいただければ幸いです。