東北化学同窓会の概要


☆化学教室のあゆみとともに☆

創生 東北化学同窓会は大正12年(1923年)4月に設立(会員数120名)されました。設立総会は上野精養軒で開催され、会報第1号の発行以後、毎年総会と会報発行を軸に活発な活動を展開しています。会報は化学教室の事業や行事などの情報を掲載しており、化学教室の広報誌の役割も果しています。

試練 第21号まで会報を発行し続けた会報も、戦争により昭和19〜21年は休刊を余儀なくされました。戦後はいち早く昭和23年2月に会員名簿と会報を発行し同窓会の活動を再開するものの、戦後混乱期の財政難が深刻化し、すべての活動を会費によって行ってきた同窓会は試練の時を迎えました。昭和35年に基金を設立し、昭和61年には終身会費制から年会費制(現行制度)へ移行し、同窓会の再生を図りました。

復興 新会費制度は、大多数の会員の支持を得て財政基盤を築き、同窓会活動も従来の軌道に復しました。

刷新 化学教室の発展にともなう会員数の増大・会員の活動の国際化・迅速化などを背景に、全会員への冊子体会報による情報の伝達は限界に達しつつありました。そこで平成15年に同窓会のホームページを開設、会報をweb上に掲載し、あわせて名簿もCDでの発行することとしました。また、毎年日本化学会春季年会開催地で行われた総会を、3年ごとに会員の思い出の地仙台で開催することにし、同窓会の刷新を図りました。現在はホームぺージに告知や速報の欄を設け、より速く、より広範囲の情報を会員に提供できるよう、ホームページの一層の充実化に取り組んでいます。

被災を超えて復興・再生へ 化学教室開講100周年を迎える2011年3月11日、大震災に見舞われ、甚大な被害を受けました。同窓会は各地の同窓生とともに復興・再生への支援活動を展開しています。

☆栄誉ー同窓生の受賞ー☆

文化勲章

1949年 真島利行先生(ウルシオールの構造解明)
1958年 野副鉄男先生(ヒノキオール構造解明)
1965年 赤堀史郎先生(アミノ酸・酵素の研究)
2007年 中西香爾先生(有機化合物の構図解析の手法開発)

文化功労者顕彰

1951年 眞島 利行(客員)
1958年 野副 鉄男(大15)
1965年 赤堀 四郎(大14)
1999年 中西 香爾(客員)
2007年 櫻井 英樹(客員)

紫綬褒章

1959年 黒田 チカ(大5)
1962年 星野 敏雄(大13)
1963年 藤瀬 新一郎(大12)
1984年 田中 信行(客員)
1985年 田宮 信雄(客員)
1987年 村田 一郎(昭21)
1997年 伊藤 光男(客員)
2006年 山本 嘉則(客員)
2007年 吉良 満夫(客員)
2008年 増原 宏(昭41)
2011年 平間 正博(昭45)


そのほか国際的学会・日本化学会など各賞の受賞者多数!!

総長賞をはじめ青葉振興会賞、化学専攻長賞など学生・院生も多数授賞しています!!

同窓会会員 荻野博・和子両先生のご厚意で設けられた奨学賞も毎年学生に贈られます。




同窓会の活動

ホームページの運営―会報の発行、名簿CD の発行、総会の開催など会員の交流・親睦を進める事業・行事の催行のほか、オープンキャンパスの支援、卒業記念祝賀会の助成、学位記授与式での記念品贈呈など新しい仲間を歓迎する事業を実施しています。


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