同窓会本部より


東北化学同窓会会員の皆様へ

本部幹事 西澤 精一

 長かった酷暑も一段落し、気が付けば青葉山の樹々が鮮やかに色づく季節となりました。同窓会会員の皆様には,ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 まず初めに、同窓会報の発行が大幅に遅れましたこと、心よりお詫び申し上げます。きっと、多くの会員の皆様が、「一体、同窓会はどうなっているんだ?」と思われていたと思います(実際に、そうしたお声もいただいております)。ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。コロナ禍の混乱を経て、化学教室の講義や研究活動の平常化、そしてスポーツ大会や野副杯、卒業祝賀会など、様々な行事がようやく私たちの日常に戻ってきました。同窓会幹事一同、心新たにして取り組む所存です。今回は、令和3年度の同窓会報をお届けいたします。なお、令和4年度以降分は、複数年の合併号として発行すべく、その準備を進めております。
 さて、初めに喜ばしい話題のご報告です。まず、令和3年10月に、放射化学研究室の木野康志先生が准教授から教授に昇任されました。また、錯体化学研究室・山下正廣先生の後任として、京都大学より坂本良太先生をお迎えいたしました(令和3年10月)。加えて、日本化学会等の各賞、学生対象の賞など、多くの教員、在校生、同窓生が受賞され、化学教室のアクティビティの高さが示されています。特に、本学名誉教授の平間正博先生が、令和3年春の叙勲において、瑞宝中綬章を受章されたのは大変喜ばしいことでした。
 一方、ちょっと厳しい話題もお伝えしなければなりません。令和4年3月に発生した福島県沖を震源とする地震では(震度5強@仙台)、多くの会員の皆様にとって馴染み深い化学系研究棟が少なからず被害を受けました。幸いにも人的被害は無かったものの、震災後に建設された免震棟との差は歴然で、そろそろ抜本的な見直しが必要なのではと感じております(西澤は、化学系研究棟2Fに居室)。
 ここで話題を変えて、令和3年度〜5年度の本部幹事をご紹介します。庶務幹事は石田真太郎(理化・合成構造有機)、会計担当は菅野 学(理化・理論)、広報担当は小室貴士(理化・無機)、 そして幹事長が西澤精一(理化・分析)です。また、令和6年度は、会計・豊田良順(理化・錯体)、広報・山下琢磨(高教機構)、石田・西澤は引き続き担当させていただいております。担当事務局は横林洋子さんにお願いしています。加えて、令和3年度よりは、本学名誉教授の河野裕彦先生、飛田博美先生に化学同窓会の顧問をお願いしております。
 現在の同窓会の主な活動内容は、ホームページの運営、会報の発行、オープンキャンパスや卒業祝賀会への助成、学位授与式での記念品贈呈、そして数年に一度の総会の開催などになります。今後とも、会員の皆様からのご理解・ご支援を賜りたくお願い申し上げますとともに、お気づきの点がございましたら、どうか忌憚のないご意見をいただけますと幸いです。最後になりましたが、同窓会会員皆様のご健勝とますますのご多幸をお祈り申し上げます。

令和6年11月


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