研究所便り


片平地区便り


多元物質科学研究所 荒木保幸


 理学研究科化学専攻の協力講座(金研2研究室、多元研10研究室)の点在する片平地区の近況報告です。

 まず人事異動のご報告です。及川 英俊教授、永次 史教授が多元研に赴任され新たに及川研、永次研が多元研反応研棟に誕生しました。それぞれの研究室のweb pageがhttp://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/oikawa/index-j.htm(及川研) http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/nagatsugi/index.html(永次研)からご覧になれます。 また井本修平さんが永次研の助手として赴任いたしました。 

 一方、伊藤攻教授、宇田川康夫教授、手老省三教授が平成19年3月をもって定年をお迎えになります。

 また、ここ数年来旧化学教室が大学本部に切り替わっていく様をご報告してきました。旧化学教室で研究を行ってきた研究室の引っ越しも一段落しました。ここに今一度まとめをしておきますと、清水研、齋藤研は多元研の新棟(材料・物性総合研究棟I)に、山内研が多元研科研棟S棟2階(旧科学計測研究所S棟)に引越しが完了しました。残りの伊藤研も伊藤教授の退官とともに移動の予定になっています。

 さて話題は変わりますが、最近の片平地区は、建物の改修工事や新規の建物の建設などで、数年前とはかなり違った趣となりました。 何かの際には、ふらっと立ち寄られて見ると新しい発見があるのではないでしょうか? 今年度で目立った変化といえば、東北大学100周年記念事業に関しての変化だとおもいますので、ご紹介させていただきます。 

 皆様ご存知の通り2007年は東北大学創立100周年の年にあたります。これに関連して、大学本部のある片平地区ではちょっとした変化がありました。 まず片平地区を歩いていて目につくのが街灯に飾られた垂れ幕です。 本部(旧化学教室)を取り囲む街灯のみならず、片平地区の街灯ほぼすべてに、100周年ムードを盛り上げる垂れ幕が付きました。(スナップ1) 垂れ幕は、100周年を記念して作成された東北大学の新ロゴマークとともに、「東北大学は、2007年夏 創立百周年を迎えます」とかかれてあります。 この垂れ幕は、今年度の夏のある日曜日に一斉に飾られたため、片平で研究を行っている我々にも多少の驚きを与えてくれました。


垂れ幕

スナップ1 本部周辺の街頭につけられた垂れ幕


パネル

スナップ2 100周年記念事業のパネルと大学本部(旧化学教室)


 次に、片平には真島利行先生の像が設置されているちょっとした広さの芝生がありますが、それを取り囲むように黒松並木があります。その並木の並び、芝生の一番目立つ場所に100周年記念事業のパネルが立ちました。(スナップ2) パネルには、「東北大学100周年の夏」と書かれていて、100周年事業関連のセミナーなどの広告棟を兼ねています。 さらには、片平地区の各研究所の入り口には、ほぼ例外なく100周年ムードを盛り上げる旗が飾られていて(スナップ3)、玄関ホールには、更なる掲示がされています。(スナップ4)

旗

スナップ3 金属材料研究所1号館入り口に立てられた旗


掲示

スナップ4 多元物質科学研究所 反応化学研究棟入り口ホールに飾られた100周年記念事業の旗と掲示


 そのほか100周年記念事業として目立つことは、市バスの車体に出した東北大学が100周年事業の広告です。この市バスの写真は東北大学のweb pageトップから辿ることができる東北大学創立100周年記事業のページhttp://web.bureau.tohoku.ac.jp/100aniv/でご覧になることができますが、運がよければ市街地を散策している際に出会うことができます。 このように、片平地区からみた東北大学の100周年記念事業は、大学のみならず仙台市のちょっとしたお祭りになるのではないだろうかと思わせます。


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